【体験談】未経験・異業種からFAS転職を実現。筆者の転職経験談とその後を紹介。

FAS転職

当ブログはFAS転職に関するノウハウを発信しており、その内容は筆者自身の転職と業界経験をベースとしています。

本記事では、その転職の体験談とその後の経歴について紹介します。未経験・異業種からの転職となったので、同じような境遇の方には特に参考になると思います。

(筆者について)税理士でも公認会計士でもなく業界経験もなかった状態から独立系FASに転職し8年が経ちました。FAS業界の実体験と業界人脈から得た知見をもとに、FAS転職に役立つ情報発信をしています。

元々IT系のキャリアから、20代後半に独立系FASへ転職

私は新卒でIT企業に入社し、2010年代半ばに20代後半で独立系FASファームに転職しました。

そのIT企業が業務系システムを開発していた関係で20代前半に簿記2級を取得しており、それを専門にしたいと思い立ったのがFAS転職のきっかけでした。

未経験・異業種からの転職になる為、Big4系は厳しい可能性が高いと考え最初から除外し、中堅の独立系FASファームに絞っての活動となりました。

転職活動は非常に難航したが、最後に内定を得た

私が転職したころは、FAS業界の採用は今に比べて厳しい状況であったと感じます。

結果としては、10社応募し、5社が書類通過。4社見送りとなるも一番最後に内定を貰えたため、そこに即決したという経緯です。

途中、FAS系だと思って面接に行ったらM&A仲介部門の面接が始まり、全く準備が出来ていなかったというハプニングもありながら、結果的に内定を勝ち取れたのは本当に良かったと感じます。

エージェントは2社活用した。やはり業界を知るために不可欠だったと実感。

転職エージェントは2社活用させていただきました。

1社はFAS業界に強い専門エージェント、もう1社は大手エージェントという組み合わせです。この方法は、それぞれの強み(業界知識やコネクション)を生かせて正解だったと感じます。最終的には前者(専門エージェント)の方に教えてもらったファームに決定しました。

FAS業界は、会社があまり知られておらず、仕事内容もイメージしにくいため、エージェントの活用は必須と言えます。業界専門のエージェントも数社存在していますので、そういった会社の門を叩くのが良いでしょう。

(関連記事)FAS転職におけるオススメのエージェントと活用のコツもご参考ください。エージェントに行く前に「FASでどういう仕事をしたいのか」を具体化すべきだったという反省も踏まえて記載しています。

転職活動以前談:3年前から何らか専門職への転職を心に決めていた

元々はIT系の企業に勤めていましたが、IT職の未来にはさほど希望を抱いていませんでした。

今でこそIT就職はブームになっていますが、当時はいわゆるITドカタなどと揶揄されたほど、さほど魅力を感じさせない職業という認識でした。

そういった中、方向性は決まらない中でも3年後にはIT職を脱出し何らか専門職に就くことを決めていました。

IT企業では、エクセルを頻繁に使用。これが後々FAS転職に生きることに。

IT企業では、プログラミングはもちろん、元受け企業ということもありエクセルで資料作りや分析をすることも頻繁にありました。

この時期にエクセルスキルをかなり伸ばすことができ、これが後々生きることになりました。

FAS業務は、特にジュニアクラスの間はエクセルを相当に使用することになります。基礎的なエクセルスキルは、採用する側としてもプラス評価となるポイントなのです。

転職エージェントと話す中で自分の経験を棚卸。最終的には簿記スキルを専門にすることに。

何らか専門職に就こうと思ったものの、どの業界に進むかは未確定でした。

自分が持っているスキルと言えば、プログラミングの他は、簿記2級を持っていること、大学で専攻していた生物学の知識といったところでした。

コンサルに強みを持つ転職エージェントに申し込みしていましたが、志望内容は「何か専門的な仕事をしたい」程度のふんわりしたものだったので色々と難航しました。それでもエージェントとの丹念な打ち合わせの中でFAS業界を知り、有力な志望進路の一つとするに至りました。

ちなみに、この頃はFAS企業の情報を収集しようとしても、当時はインターネット上にはほとんど情報がありませんでした。そういった不便さの実感もあり、今も私ができることとして、今後FAS業界を目指す方のために当メディアを作成しているというう背景もあります。

面接を進める中でFAS業界への転職志望を固める。簿記1級の勉強を開始。

上記の通り、転職エージェントの丹念なサポートの中でFAS業界を知り、有力な志望進路の一つとすることにしました。

そうと決まれば、少しでも可能性を高めるため、簿記の勉強はやっておきべきと考えました。既に簿記2級は持っていたので次のステップは1級です。早速TACの「合格テキスト」を買ってきて勉強を開始しました。

結局、簿記1級は合格できなかったのですが、この時勉強した知識はFAS業務において大いに役立ちましたし、勉強を開始していたという事実自体が就職活動でプラスに働きました。

いざ面接へ。転職エージェントから紹介された企業の応募顛末を紹介。

エージェントとの入念な打ち合わせの末、いよいよ面接応募を開始します。

エントリーしたのは10社。内訳は、FAS4社、国内証券会社2社(IBD部門)、その他のコンサルティング会社4社、というラインナップ。当時の応募の顛末をご紹介します。

尚、前提となる当時の私のスペックをおさらいすると次の通りです。

  • それなりの有名大卒
  • FAS・コンサルティングは未経験(職歴はIT系)
  • 20代後半

また、これは2010年代半ばでのことであり、現時点とは情勢が異なる(人手不足度合いは現時点の方が大きく、当時の方が難易度は高かったと思われる)という点は注意してご覧ください。

応募先グループ①FAS系:4社(BIG4 1社、独立系3社)→1社内定

エージェントからの紹介により存在を知った企業群です。最終的には最も志望度が高くなりましたが、それも面接を受ける中で絞り込んでいきました。

BIG4 FAS A社書類落ち。まあそうだろうな、という印象。エージェントとしてもチャレンジ枠だったと思います。
独立系FAS B社書類落ち。志望度が高かっただけに無念。
独立系FAS C社なぜかM&A仲介部門の面接が始まり、全く話がかみ合わず。
(M&A仲介系もFASの主要ラインですが、非営業職希望なので志望外でした。)
「コールドコールとかたくさんやって断られるけど大丈夫?そういう経験ある?」とか聞かれましたが、受け流すのがやっとでした。先方には申し訳ない限り。
独立系FAS D社「なんでIT系から転身?」「君は一体何をやりたいんだ?」などと質問攻め。
エクセル技術にたけているので何かの役に立つだろう、ということで結果的に内定をもらいました。

応募先グループ②国内証券会社:2社(IBD部門)→全敗

FASの近隣業界でM&Aを扱う証券会社(IBD:投資銀行部門)にも応募。

国内証券会社 E社(メガ系)書類落ち
国内証券会社 F社(中堅)「営業経験ないんでしょ?」「お客さんと話できないだろうからなぁ・・・」という感じで不採用。
今から思い返すと、20代後半なら経験なくとも何とかなる気はするので、他の部分で落とされたのかもしれません。

応募先グループ③その他のコンサルティング会社:4社→3敗1辞退

何を志望するのかも固まっていない中で面接を見切り発車したため、その他のコンサルティング会社も並行して受けていました。

ただ、志望する業種が未確定だった(ざっくりはコンサルなんですが、一言にいっても色々あります)ので結果は悲惨の一言です。

IT系コンサル F社「すごいですね!」「あなたのお人柄ならいい仕事できそうですね!」といった反応で、不採用が決まった面接であるあるのお客様対応状態となり終了。面接中に「これはダメだろうな」と悟る。IT系は当時は志望度低めだったので、それを見透かされたのでしょう。
業務系コンサル G社「コンサルティングができるようになりたい」などと直球勝負を挑む。淡々とした反応で結果は読み切れなかったが、1次面接で不採用通知。
業務系コンサル H社こちらでも「コンサルティングができるようになりたい」と直球勝負。
こちらはなぜか反応が良く3次面接まで進むも、その最中でFASの内定をいただいたので辞退。
新規事業コンサル I社もはや何を話したのか記憶に残らないくらい、話がかみ合わず。「コンサルティング」というざっくり過ぎる業界志望では、お互い話がしにくいということが分かりました。

内定先に評価された最大のポイントは「エクセルが得意」と履歴書に書いたこと

内定をいただいたFASファームで後々フィードバックを貰ったところ、エクセルによるデータ分析が得意と履歴書の特技欄に書いてあったことがポイントだったとのことでした。

確かに、30代にほど近い年齢となると未経験者というのは難しさを感じさせ、何らかの特技や生かせる経験がほしいところです。

エクセルでの下作業を効率よくこなせるだろうという点は、採用する側としては安心材料になるでしょう。

それ以前に、簿記知識がなかったら土俵に乗すことすらできなかった感触

上述の通り、IT企業に勤めていた時代に日商簿記2級を取得しており、それが転職活動に優位に働いたはずです。

それどころか、簿記知識がなければ採用の土俵にも乗れなかったのではないかとすら感じさせます。

もし未経験・異業界からの転職を狙うのであれば、今すぐにでも簿記の勉強を始めましょう。検定合格が必須ではないですが、知識があるということを面接で示せることが大切です。

簿記知識とFASの密接な関連性。実務でいかに役立つか、書類選考対策も併せて解説。に、FAS転職のための勉強の進め方などを記載しています。ご参考ください。

転職後、現在に至るまでFAS業務に従事。プロモーションも経験。

おかげさまで業界入りしたあとは、適正もあったようで様々な案件を順調にこなし、プロモーション(昇進)も経験しました。

年収自体も2年程度で転職前の2倍、その後3倍まで延びました。

当時はまだ長時間労働最盛期で苦しいことも多々ありましたが、FASでの仕事を通じて経営知識やビジネススキルも格段に高められ、業界への愛と感謝は人一倍感じています。

最後に。未経験でも道は開ける。

同じような境遇の方も少なからずいると思いますが、私の経験それ自体が「未経験でもFAS転職が可能」という事実を示しています

必要な情報は、(関連記事)FAS転職完全ガイド!未経験でも勝てるFAS転職の基礎知識まとめを中心に全てをまとめてあります。

ぜひ当サイトでしっかりと情報収集と事前準備を行い、夢をつかみ取ってください。心から応援しております。

謝辞

本記事は筆者の転職成功実録について記述させていただきました。

この成功の背景には、採用していただいた企業様、サポートしていただいたエージェント様、転職前の会社で私を鍛えていただいた企業並びに上司の方。皆様の力添えにより実現したことを理解しております。また、本日の私があるのも皆様のおかげです。

具体的に名称を挙げることはできませんが、この場を借りて篤く御礼申し上げます。引き続きよろしくお願いいたします。

FASのキャリアに興味が湧いたら、まずは行動してみましょう

FASは、筆者が8年以上働いてきた実感として、上を目指す人に対しては自信をもって勧められる職業です。思い立ったが吉日、これを機にFASキャリア実現への第1歩を踏み出しましょう。

■簿記の基礎知識が既にある人→下準備としては十分です。まずは転職エージェントに相談してみましょう。エージェントの選び方と活用戦略はこちら

■簿記が未学習に人→FASは簿記知識を基礎にしたプロフェッショナルです。3ヶ月もかければ十分なので、先ずは簿記の勉強を始めましょう。FAS転職を見据えた簿記の学習戦略はこちら

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